中国エリア

広島県環境保健協会

財団法人

「みんなの生命をまもりたい」の理念を胸に
受動喫煙対策で、
健康的で住みよい環境づくり!

広島県環境保健協会では、いつから受動喫煙対策を行っていますか?

水や大気、土壌、食品などの検査・分析を行う環境保健協会。
クリニックのある健康科学センターも併設するなど、広島県民の健康を担っています。

当協会は、自治体や企業からの依頼をもとに、たとえば浄水場の水質検査や食品会社の品質検査などの検査・分析業務を行う団体です。また健康診断や人間ドックを行うクリニックもそなえており、医師や保健師、管理栄養士などのプロが多数在籍しています。
当協会は「みんなの生命(いのち)をまもりたい」という理念のもとに、地域の企業や住民の方々の健康を担う役割があります。だからこそ、地域の模範になれるよう早い段階から受動喫煙対策や喫煙者への対応を始めていました。クリニックでは平成14年から禁煙外来をスタートし、敷地内全面禁煙となっています。

現在の取り組み内容をおしえてください

職員の呼気を検査し、たばこの煙によって呼気中の一酸化炭素が変化することを、「目に見えるカタチ」で理解してもらい禁煙を推奨しています。

近年では多くの企業で受動喫煙に対する意識が高まっていますが、どのように対策を進めてよいか、あるいはどのような対策が有効かわからないという声もあります。そこで当協会に所属する保健師や医師による企業向けのセミナーを開催したり、喫煙者に個別指導を行ったりしています。
また健康経営を推し進める企業に対して、受動喫煙対策についてアドバイスするなど、さまざまなアプローチでサポートしています。協会内部に向けても、喫煙者ゼロを目指して、保健師が健康指導や禁煙支援を行っています。

今後に向けた目標をおしえてください

「受動喫煙対策は押し付けではなく、メリットを示して進めていきたい」と語る協会の横見さん。健康的な環境を実現するために、地域とともに取り組みを続けています。

私たちの役割は、協会内だけではなくすべての広島県民が健康的に毎日を過ごせる環境をつくることです。そのためには、さまざまな取り組みがカタチだけに終始せず、本質的な目標を叶えられるものでなければならないと思っています。
たとえば企業内で受動喫煙のない環境を整備しても、その環境を利用する職員の行動や意識が変わらなければ、その取り組みは成功したとは言えません。そのためには、喫煙者自身はもちろん家族や同僚、顧客の健康に配慮して本当に健康的な環境を目指していく。そのためにもサポートを継続していきたいですし、外部への情報発信もより積極的にやっていきたいと考えています。

一般財団法人 広島県環境保健協会
広島市中区広瀬北町9-1
設立:平成25年4月1日
(昭和32年12月4日 広島県地区衛生組織連合会 として創立)
職員数:249名 (2022年4月1日現在)
https://www.kanhokyo.or.jp/

令和4年度掲載

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