九州・沖縄エリア

株式会社琉球銀行

銀行

『地域から親しまれ、信頼され、
地域社会の発展に寄与する銀行』という
経営理念のもと、
たばこの煙のない環境づくりを実現!

受動喫煙対策を始めたきっかけは何でしたか?

受動喫煙対策はSDGs 17の目標のうちの「3.すべての人に健康と福祉を」に含まれると考えています。

弊行の受動喫煙対策の開始は、1994年まで遡ります。当時、脳・心臓疾患等の循環器系疾患を発症した職員のリスク要因を分析したところ、喫煙が大きな要因を占めていました。そこで、喫煙者・非喫煙者双方へのたばこによる健康への影響を減らすべく、健康支援部門(人事部、産業医、保健師等)にて対策を検討後、衛生委員会での審議を経て、受動喫煙対策の第一歩として同年に建物内分煙を導入しました。
その後、健康増進法の後押しもあり、2003年に営業店のロビーを禁煙、2016年に本店ビル建物内禁煙としました。公共性の高い地域金融機関として期待される環境を整え、望まない受動喫煙を完全に防止する必要があることから、2020年10月より本店・各営業店ともに敷地内禁煙・就業時間内禁煙を実施しています。

どのような取り組みをされましたか?

独自のキャラクター「SWANちゃん」を作成、行内用ポスターに使用して敷地内禁煙・就業時間内禁煙の周知に努めました。

毎年、5月31日の世界禁煙デーに合わせ、5月31日を含む1週間を禁煙週間とし、たばこに関する情報を社内SNSに投稿したり、全職員対象にアンケートを実施し職員の喫煙状況や職場における受動喫煙対策の確認を行っています。
敷地内禁煙・就業時間内禁煙を実施するにあたり、導入の目的を明確にし、周知期間を2ヶ月、導入までに1年の期間を設け段階的に進めました。その際、琉球銀行のマークをモチーフに独自のキャラクターを作成し、行内用ポスターに使用しました。同時に、卒煙支援(禁煙外来補助や禁煙補助剤の費用補助、卒煙報奨金等)も実施した結果、喫煙率は、2019年度11.8%に対して、2023年度6.7%と大幅に減少しています。現在は、卒煙支援としてオンライン禁煙外来の補助を実施しています。 

結果、どのような変化がありましたか?

琉球銀行の「健康経営宣言」。

長年愛煙家だった職員が卒煙に成功したり、「たばこの臭いが気にならなくなった」「喫煙者の離席が減った」「健康増進に繋がる」等の好意的な反応が多くあります。また、喫煙者からも、「仕事にメリハリが生まれる」「喫煙にかかる時間のロスの削減」という声もあり、職員の健康保持・増進や労働生産性向上、快適でクリーンな執務環境を実現するという目的に対して一定の効果を実感しています。 
喫煙者はだいぶ少なくなりましたが、まだ一部では敷地内禁煙・就業時間内禁煙というルールが守られていないという現状もあり、ルールの周知・徹底に向けたアプローチが課題です。受動喫煙対策は、喫煙者自身の健康のみならず、周囲の方の健康保持・増進にも繋がります。今後も、職員一人ひとりのウェルビーイング向上に向けた取り組みを継続して行ってまいります。

株式会社琉球銀行
沖縄県那覇市東町2番1号
事業内容:銀行業
https://www.ryugin.co.jp/

令和5年度掲載

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